近年店舗数を増やしている『串カツ田中』を運営する『串カツ田中ホールディングス』が12月21日の夜、「串カツ田中フランチャイズ加盟店による盗撮問題発生について」というお知らせを発表した。
『串カツ田中』フランチャイズ加盟店H社が運営する神奈川県内の4店舗において、スタッフルーム内にカメラが設置されていたことがわかったのだ。
この唐突な発表には週刊誌の取材が影響していたようで、12月26日発売の「週刊新潮」(新潮社)によれば、店舗に隠しカメラを設置した業者が同誌編集部に告発したことに端を発し、
取材を行なっていた矢先、『串カツ田中』がこの事実を「お知らせ」として公表したのだという。
カメラ設置はH社の取締役から命じられたものであり、このカメラの存在を知っていたのは、今回告発に踏み切った設置業者と、H社取締役A氏、
そしてH社社長だけだったと記事にはある。同誌は取材を始めてからA氏がカメラを切る映像も入手、ウェブにて公開した。
その後の「お知らせ」で、先の4店舗は12月22日をもって閉店することが発表されている。
組織ぐるみでの大規模盗撮事件が明るみになったいま、同店に勤務していた従業員たちはどのような思いで年の瀬を迎えているのだろう。
同社は「盗難防止目的」であった旨を釈明しているが、たとえそれが真実だとしても、無断での撮影が許されるはずはない。
実はこうした、組織内における盗撮行為が民事裁判へと発展した例が、今年はほかにもあった。
今年の8月24日、千葉ロッテマリーンズを応援するチアリーディンググループ「M☆Splash!!」(以下、エムスプラッシュ)のメンバー7人が、
千葉ロッテマリーンズおよびエムスプラッシュを運営するD社、そしてD社の盗撮犯を相手取り損害賠償を求めていた裁判の判決が言い渡された。
原告であるエムスプラッシュのメンバーらは、被告らにそれぞれ一人ずつ220万円の支払いを求めていたが、判決ではD社と盗撮犯に対して33万円ずつの支払いが言い渡されている。
エムスプラッシュのメンバーらは、千葉ロッテマリーンズと出演契約を締結しスタジアムでのパフォーマンスを行なっていた。
http://dailynewsonline.jp/article/1631839/
2018.12.30 12:05 wezzy
だが2015年12月、被害者のうち2名が、ZOZOマリンスタジアム内に設置の事務所一角に設けられた行為スペースで着替え中に偶然、録画中のiPodnanoを発見したのである。
メンバーらがこのデータを確認したところ、動画に盗撮犯Bが機器を設置する場面が映っていた。
『串カツ田中』の例と同じく、録画開始・停止時には犯人の姿が映ることが多いようだ。
これを受け、Bは当初、2名にのみ盗撮を行なったことを認めたが、その後自宅で発見されたSDカードから、2名以外にも盗撮を行なっていたことが発覚したのである。
Bはこの件で、軽犯罪法違反に問われ、2016年6月、千葉簡易裁判所に起訴され過料処分を受けた。
先述の通り、D社はイベント企画および運営等を目的とする株式会社で、千葉ロッテマリーンズからエムスプラッシュの管理運営について業務委託されている。
Bは2013年にD社に採用されたが、盗撮発覚を受け、懲戒解雇された。
公判に提出された証拠によれば、その後の調査でBは、2013年から盗撮発覚まで少なくとも47回にわたってスタジアム内にある事務所更衣スペースや、
スタジアム外でイベントする際の出張先更衣スペースにおいて、iPodnanoを使用し今回の裁判の原告らを含むエムスプラッシュのメンバー49名の着替えを盗撮していたことがわかっている。
訴訟に向けて動くエムスプラッシュの被害者達を、D社などが止めようとしていたことも証拠として提出されている。
D社のコーチから原告の一人に対し「裁判になるとエムスプラッシュがなくなるかもしれないので……」と、弁護士への委任を取り下げるよう、暗に求められたという内容が記載された書面などだ。
さらに原告らへ、お見舞金の支払いを提示していたともいう。
Bは、D社の実施するイベントでエムスプラッシュメンバーらのシフトの調整や、イベント時に出場するメンバーの発表、イベント出演時の車の運転や控え室への誘導等を行なっていた。
盗撮は「その勤務中、部外者も出入りを許されている事務所内更衣スペースでは着替えタイミングに機器を隠すように設置、
出張先のイベントでは出張先の更衣スペースに、自分のリュックのポケットに機器を入れてそれをスペースに置くなどして」(判決より)行われていた。
>行為スペースで着替え中
更衣スペースだろ
すごい誤字wwwww
串カツ田中4店閉店仕方が無い
変質者過ぎる行為、従業員だった人は多くの慰謝料もらうべき