川崎宗則さん、息子までイチロー信者に染め上げてしまう

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川崎
草野球を一緒にやると、イチローさんはピッチャーをやるんです。これが凄いんですよ。凄いし、容赦ない。
だから僕、ポロッと言ったんです。『 ピッチャーとしてもう一度やってみませんか』って。最初は中継ぎで、そのうち9回を締めるクローザーとして…

あと個人的にはショートを守るイチローさんも見てみたいんです。動きは柔らかいし、いいボール投げるし、とにかくあの人、野球メッチャうまいんだわ(笑)
だから僕、イチローさんの草野球チームではショートを守っていたんですけど、セカンドへ移って先輩のプレーを盗んでやろうと企んでいたんです。

イチローとの出逢い

当時の友達が、教えてくれた。どこにでもいるでしょ、情報屋みたいな友達が……その彼がすごい、すごいって大騒ぎしていた。
4割を打つかもしれないすごい選手がいるって。
イチローって言うんだって。
正直、誰だと思った。だって、知らないよ、鹿児島の田舎もんだから。おれは巨人戦しか見なかったし、ニュースの時間は寝てたから。だいたい、おかしいじゃん、イチローってカタカナだし。
すぐにスポーツニュースを見た。イチロー選手が打って、走る姿を見て、こんなスマートな選手がいるのかって、ビックリした。
あんなに体が細いのに誰よりも強い。誰よりも飛ばすし、誰よりも速い。

まさに、光だった。

ついでにイチシンらしくマリナーズの起用法にまでキレる

川崎
それにしても、20打席、50打席、80打席と打席数を重ねるごとにどんどん調子が上がってくるのが先輩なのに、マリナーズはなぜイチローさんをメジャー枠から外すかなぁ。
どんどん上がっていくんですよ。ホント、わかってないよなぁ。

武内　今は一緒に自主トレをする仲になっていますが、イチロー選手から学んだことはありますか。

川崎　いや、学んだことというより、ただ好きなんですね。ＷＢＣで一緒にプレーした時、思った通りの選手だったんですよ。でも、思った通りでないところも、プラスアルファでいいなと。

武内　思っていたのと違うと部分とは。

川崎　いやいや、それは言えないんですけど。僕だけのものなので、みんなに知らせる必要はないから。