【蜘蛛の糸】衆合地獄　阪神で学ぶ地獄と芥川龍之介

河童
監督失格
霧の中

芥川と阪神いけるやん！

ルシファー:元は天使のリーダーだったが堕天使になって地獄に落ちる

浅村:元は天国のキャプテンだったが打点王になって地獄に落ちる

これはあるで

解脱した榎田の発言

2018/03/17
「求められていくので、環境を変えて心機一転、頑張りますよ。阪神では辛いことの方が多かったですが、
良いことより、悪いことの方が多いのが人生だと思うんで。大好きな野球で苦しんだり、楽しんだりできて
いる自分は幸せなのかなと思います」

↓

2018/10/01
トレードがなかったら、出会えていなかった人もいる。機会をくれた西武に感謝したい。人生、悪いことの
方が多い、楽しいことの方が少ないと思っていた時期もありましたけど、西武に来てからは楽しいことの方が
多いぐらい。それは、周囲が支えてくれるから。ここで慢心したらダメ。終わらないように、まだまだやれる
ようにしたい。
https://www.asahi.com/articles/ASL9Y5D4XL9YUTQP028.html

　ある日の事でございます。榎田様は極楽のAクラスの西武て、仲間と仲良くビールをかけていらっしゃいました。
西武の中で輝いている期待の選手は、みんなプロのように援護して、その3番にいる打点王の浅村からは、何とも云えない一流の風格が、絶間なく辺りへ溢れて居ります。西武は丁度全盛期なのでございましょう。

やがて榎田様はその西武のエース格に御なりになって、セリーグの表を蔽っている一流球団の間から、ふと阪神の様子を御覧になりました。
全てにおいて西武よりも下の球団は、丁度地獄の底に当って居りますから、水晶のような水を透き徹して、無援護投手陣の涙の河や二ゴロの山の景色が、丁度覗眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。

するとその地獄の底に、藤浪と云う男が一人、ほかの暗黒選手と一しょに蠢いている姿が、御眼に止まりました。
この藤浪と云う男は、練習をサボったり、ダルビッシュに弟子入りしたり、いろいろ悪事を働いた大悪党でございますが、それでもたった一つ、善い事を致した覚えがございます。
と申しますのは、ある時この男が高卒なのにすぐ登板すると、小さな日本人野手が一匹見えました。
そこで藤浪は早速足を挙げて、頭部死球で殺そうと致しましたが、「いや、いや、これも小さいながら、命のあるものに違いない。その命を無暗にとると云う事は、いくら何でも可哀そうだ。」と、こう急に思い返して、とうとうその野手を殺さずに助けてやったからでございます。