パワフルズの矢部明雄外野手(27)が、契約解除される可能性があることが15日、分かった。複数の関係者によると、球団の規約を著しく違反した模様で、近日中にも球団が事情説明する方向だ。
矢部は昨夏パワフル高校から甲子園に出場し、その後パワフルズにドラフト6位で入団。開幕戦となった3月29日のやんきーズ戦には7番・センターで先発するなど、低迷するパワフルズの復活を任されるはずの存在だった。
だが、5月4日のキャットハンズ戦で右手を負傷し、翌5日に精密検査を受け「右手第2伸筋腱周囲炎」と診断され、出場選手登録を抹消された。
その後は2軍でリハビリを行い、先週からフリー打撃を再開したが、現在は2軍の全体練習には加わらず自主調整しており、この間に何らかの規律違反があったとみられる。
今季は29試合出場で打率・023、0本塁打、334失策。抹消される際に橋森監督は「いなくなっても特に問題はない」と話していた。
リーグ最下位に低迷するチームにとっては数少ない起爆剤になれる存在だっただけに、このまま契約解除となっても残念ながら当然といえるだろう。
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