根尾「2・14ロッテ戦」出場　肉離れは「歩いているときにも違和感はない」

中日のドラフト1位根尾昂内野手（18）が「2・14ロッテ戦」出場へ、意欲を見せた。26日、大阪府大東市の大阪桐蔭の卒業式に出席。野球部員らが在籍する3類216人の代表で、卒業証書を受理。「しっかり堂々と受け取ろう」とカメラのフラッシュを浴びながら大役を終えたあと、実戦への意欲を明かした。

「（首脳陣に）自分の状態を伝えたい。（故障は）そこまで大きな感じじゃない。（14日には）しっかりプレーを見せられるようにしたい」。この日、ともに卒業式を終えたロッテドラフト1位藤原恭大外野手（18）とのライバル対決に意欲をのぞかせた。

23日に右ふくらはぎの肉離れを起こし、合同自主トレをリタイア。当初は1軍スタート予定だったプロ初キャンプは、2軍発進となった。しかし驚異的な回復力で、25日にキャッチボールを再開。この日も「歩いているときにも違和感はない」と壇上から座席に戻る際にも、スムーズな足の運びで回復を証明した。

さらに根尾は、先をにらむ。「（練習試合は）特別じゃない。（開幕1軍も）そうですね。通過点というところですかね」。卒業式では、3年間無休の皆勤賞を授与された。キャンプ、実戦練習、オープン戦、開幕1軍も、根尾にとっては土台作りへのチェックポイント。
プロでもフルシーズン参戦し“皆勤賞”を受賞できる選手へ。代役のきかない中心選手への道を歩いていく。【伊東大介】