斉藤和巳が背番号を66のまま変へぬよし
首席にねびし背番号「66」の後ろ姿を天国より見守れる人あり。
00年如月にかくれし斉藤の妻・由美の祖父、松尾勇(享年80歳)なり。
葬儀の際に、勇に着せてやりしが背番号「66」のユニホーム。
斉藤は、今もそのことを忘れたらず。
「これに背番号を変へせば、さだめてじいも分からざらめば」
その年のオフ、玄人5年目の初勝利に止めし斉藤は、背番号の改めを球団より打診されき。
さりとて、勇への思ひもありてかたくなにいなびきといふ。
「お盆には報告に行かむかなと思へるなり」と由美夫人。
球宴に出でし投手に「66」は最も大きなる番号。
今、斉藤の背番号は手通りの首席の世名詞となりき。
あるシーズンオフに丘人・新庄・小笠原が中学生(不治の病)の見舞ひに行きき
えらき野球にくはしき子に、病室は野球関係の本にあまたなり
「かのぞ、この投手はね制御悪しければ初球は見ずと無用なる」
と選手の写真を指差して話す少年
すずろに難き顔してうなずく小笠原
「ふえーそうなり?」と(おほかた素に)いたがる新庄
丘人「めでたし。これよりも薫製肉の007として調査・報告せよ。頼みしぞ」
かくて丘人が、得点本渡して
「汝を特別スコアラーに任命す。気がつきし弱点記録して、また報告せなむ」
そのあとの物語
「いや~学問になりき。野球とて奥深しかし」
絶えてイヤミにならぬが新庄の新庄たる所以なり。
「かの子に夢を与へらるるやうに・・・・全力に演技す」
言の葉搾り出だす小笠原。赤き目が万感の思ひを語る。
かくて丘人
「今日は日本薫製肉にとりて有意義なる日。ゆくすゑの名誘引を発見せり」
オグリビーがおのれのひがごとに試合に敗けて落ち込めるところ、
金村義明や村上隆行などといひし団かたへに風呂に投げ込まれ、お湯を掛け合ふなどしてはしゃぎ、励まされき。
「主流時代にも白人と黒人がもろともにお風呂に入る事など無かりしに」と言ひ感じたりき。
またその際、あまりの嬉しさに浴槽に泳げりといふ
一回終はりし投手にも、発射をおのれの源にすることに蘇る。
打者よりすとうたてらしき球なれど、死にし投手生き返らする、戦略ともそはあれる、
野村監督の再生の要の中の一つにもあり、ゆかしかし。
ただ、その分、負担が大きに寿命を減らす、中には野村の投手再生は潰せるばかりなり、と言ふもあれど、投手の生き死にを知らぬ輩なれば言ふべければぞ、
いま死にしおのれがマウンドに、おのれの球、矜持の、おのれ自身を再び相手にぶつけらるる、
投手として生まれ、生きて、死ぬとも死に切れぬ、
かの場にまたおのれに成るべくば、いかなる代償とて、命もあたらしからぬぞ、投手は。
それをぞ、投手の使ひ捨てなりの何なりのと、野村批判したひばかりならめどぞ、投手を侮辱するにも際あり。絶えて。
去年のドラフトにおぼえの悪しさより中々指名されざりし白村。
弟よりは「玄人諦めよよ。」と非情な文も届く。
一年後の引退する稲葉記念試合。白村は終盤に調子上げ一軍に。
その日の登板後に味方勝ち越しいよいよ初勝利を掴む。
そのウィニングボールは実家の弟のがり。
そこには白村頼み込みて書きて貰ひし、弟がいと恋しき稲葉の署名添へられたりき。
「星野監督がとく(けしきを)定めよ、とて言ひたれど、阪神がいづればかり待つべきかも我に対する評価ならむ。 」
「仏の乗りにもキレましき」
「終はりうたてね。球界も終はりうたてね」
2.おのれの夢は日本続きに優勝する事に、阪神が日本続きに優勝することは、夢にすともせられ過ぎたり。
3.中村監督が個人的にさほど恋しき人種ならず。陰気臭しといふ心地す。
4.球団がせこ。金儲けのことのほかに頭になきやうに見ゆ。
5.受付の二枚舌いみじといふ。傍より見たりともその信憑性は高がららる。
6.愛好者なる川藤指導辞任せり。他の阪神のユニホームを着し人に打撃など教はらまほしくもあらず。
7.阪神愛好者の作法が悪しすぐ。甲子園球場に野球観戦せることは幾度もあれど、野球を見に来たりといふよりも、罵らまほしきばかりのをこのすだきのようにのみ見ゆ。
8.かほどまでにえ勝たぬは育成部門や悪しからぬ。おのれも潰されさうに畏し。
9.阪神沿線が肌に合はず
10.大物選手が碌な辞め方せらず。選手をいつかぬ球団には入らまほしがらず
スラッガーなる選手にあこがれたり。
少年はその選手へ愛好者文をつづりき。
「われは、めのみえぬ。されど、日ごろ汝の本塁打を たのしみにせり。
しゅじゅつせば見ゆるやうになるされど、かしこくたまらぬ。
なんぢのごときこはきこころもがな。われの英雄へ。」
少年のことが大衆伝等の目にとまり、二人の対面の実現することになりき。
写真機の閃光の中、英雄と少年はかくちぎる。
今度の試合に本塁打を放たば、少年は勇気もちて手術に臨む、と。
かくて、その試合、英雄による果ての打席。2大当たり3球。
電視や新聞を見し多くの愛好者が、競技場に固唾のみて見守り、
少年自身も、電視の中継を祈る思ひに聞けり。
投手の投げし果ての球は、
大いなる空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりき。
全米より大いなるためいき漏れむとせるその時、
競技場の実況が、かく伝へき。
「本塁打! 月にまで届かむ、大いなる大いなる本塁打なり!」
岡本真也は中日時代、野営中に時間膠?を埋むことを提案す。
が、平井と朝倉には爆笑され場をかれられつ。
せむかたなければ森野と荒木の二人は護謨に付き合ひてやることになりき。
三人に穴を掘れど、岡本は何埋むか考へたらでつひに三人に穴埋みて終はりき。
他の出席者が「所有者、席はあなたなり」と言ふと、松田は「いや、広島の選手はみな息子のごときものなり」と話しき。
母子家庭に父親のあらぬ大野は深がり、涙を流しきといふ。
ポテチ25袋開封容疑に逮捕 「野球札欲しかりき」
おまけの中身ゆかしく――。
浜松市東区内の買ひ物中に、芋菓子のおまけの玄人野球選手札の入りし袋25個に、はさみに切り込みを入れきとして、浜松東署は6日、愛知県豊川市中条町宮坪、無職***容疑者(51)を器物損壊容疑に逮捕せりと発表せり。
「巨人軍の札が欲しかりき」と容疑を認めたりといふ。
同署によると、**容疑者は5日午後1時55分ごろより約20分間、同中に、おまけの札付きの芋菓子25袋(1袋90円、計2250円)のおまけの袋をはさみに切りし疑ひあり。
同容疑者は、計35袋のおまけの袋を切り、中身の札確認して気に入りし10袋を購入せり。
ほかの25袋を商品棚に返して中を出でしところを警備員に呼び止められきといふ。
観戦するかたは網裏やタイガースファンの多き一塁際ならず、敵側長椅子のある三塁際長椅子横なりき。
そのかたは阪神の好敵手・読売ジャイアンツの三塁手・長嶋茂雄を一番近くに見るべければ、
そこよりヤジを飛ばすためといふよしなりき
雨に中止がなければ有様保ちやすしとか、
気温が一定にこうじが少なしとかおほかたの選手の歓迎する注釈を言へる中
ひとり中畑清は、「空の見えぬところで野球するはさうざうし。」
と語れり。
3回9失点、初回に7点取られて落ち込む若手に
助っ人のスタンリッジ投手も自身の若き日の苦き思ひ出を教へき。「我とて、なほいみじかりしぞ」。
さ言ふと目配せせり。
「あれは無名にの初舞台戦なりきと思ふ。初回に8失点。挙句、相手に死球当てて、退場ぞ。いかがなり、我の方いみじからむ!人生はよきことも悪しきこともいろいろあるなり」。
打倒PLを志しし道のり。中学生をいかに誘引するかはせちなる点なり。
西谷監督の描く「よき選手」とは。
「ことごとしく言はば、三度のメシより野球の恋しき子。けはひも見る。我は食事せるけしきよく見るかし。
中田(翔)はいかつい中学生なれど、お弁当を小学低学年の子と話しつつ食へり。『我の卵焼きと、空揚げかへうたてし』など言ひて。ほほゑましき光景なりき。この子は悪しき子ならずなと」
中田が中学時代までありし広島には、1年半に40回以上も通ひ詰めき。金曜夜に新幹線に飛び乗りて、土曜の午前中に数時間ばかり見て、高校の運動場に戻ることも。
「ときめきなるぞ。妻が『また広島?』とてあさましかりたりきかし。夏の大阪大会開会式の日までが限り。果てのあいさつと思ひて出向きせば、その日に受験すといふかへりごとをもらひき。うれしく、うれしく。帰りの新幹線にありがたく麦酒を空けき」
上位指名はせられねど破格なる契約金を支払ふといふ巨人への入団を進めらるるも、
「おのれはお金に動くめるヤワな男ならず。お金は入団後に活躍して稼ぐ。おほかたおのれは巨人まばゆし。」
「わらはの頃よりおのれは、お山の大将にいたがれり。
さるおのれを心得しが横浜なり。」と言ひて、
より高く村田を評価せる横浜に自在獲得枠に入団せる挿話も、彼の「男」っぷりを示す挿話として知られたり。
「投手陣は家族。おかたみに助け合ふべし」といひ続け、谷間の時は中3日にも志願登板。
武田勝が先発直前に怪我せる時は真っ先に我を使へと志願。
あるに新聞紙によく載る「助っ人外国人」といふ心を通訳に尋ねし所、通訳は「賃いとなみ」といらふ。
「我は賃いとなみに来せず!団の一員なり!道産子なり!」とブチ切る。
普段は温厚なる彼が戸棚に暴れ、驚く団かたへ。
その中の一人が「こうじたるに駆けつくる英雄」といふ心地なるぞと言ふとやうやう納得し笑顔に。
解雇通知を受けし後は独りに誰もあらぬ札幌丸屋根を訪ると、あはれさうに誰もあらぬ運動場を眺め、泣き崩れきといふ。
彼の解雇されし後に来しがかのケッペルなり。
スウィーニーの挿話やね
かかる小さき体の我見てこころばまば、玄人野球選手になると思へるチビッコ等に一言言はまほしき
しか甘からぬぞ!
かけだしの頃の中村は常に星野にドヤされ続けたりき。鉄拳制裁はもとより、時には、
「汝など辞めね!!」
のキツあり一言。
げに辞めむかと思ひなづめるところに母親より一本の電話が。
「汝最近こころばめるさらずや。さきつころ、監督より連絡ありてぞ。見所のあるよき選手なればお母は安心して見たりたまへと言ひしぞ。」
その後、中村は10年近くに渡りて中日不動の正捕手としと活躍せり。
使ひ続けし監督のあらましごとに応へられざりし内海は、辞任する堀内のがり謝罪に訪れき。
さる内海に堀内は「謝る要とてなし。我は汝に夢を見けり。巨人軍を再建するには若き柱がさらに要なり。
汝にはその資質あり。覚え持てず?さるは当たり前ならむ。汝のごとき何の実績もあらぬが覚えなんか持つるよしなし。
汝は己をたのむ要とてなきなり。200勝投手の我をたのむべきばかりなるぞ
汝にはゆゆしき素質あり。我が言へば間違なきぞ。申し訳なき心地があらば、汝の左腕に我のことわりの間違ひたらざりしためしを証明せよ」
さ言はれし内海は号泣し、飛躍することを心に誓ひき。
村田がとみに父親のがり駆けつくと、それまで昏睡有様なりし父親おどろき、
「兆治、わしの右腕をやる。なればこころばめ」
と、わりなき息に村田に言ひきといふ。
村田は父親のその心地嬉しく涙の止まらざりける。
父親は他界したが、その心地や通じし、村田は名医ジョーブ博士の手術により
右肘の痛みを完治する事が出来、めでたく復活を遂げき。
ジャッキーロビンソン
黒人初の大リーガーとして登場せる彼は、
敵団どころか味方団よりもよしなき差別を受けたれど、
不平不満を言はで遊びに専念する姿に、味方団、かくて
敵団よりも同じ前年として認められゆきき。
さるある日、彼は審判の判定に抗議して退場を喰らひてけり。
されど彼は、
「かの審判、我の肌の色につきて一言も言はで退場にしやがりき。」
と、黒人として差別されでただの野球選手として退場処分を受けしためしを 喜びきといふことなり。
彼と我とされば団が違へれど、いづかたも若き頃より全星の常連なれば
さる舞台には同じ団の一員として戦ひけり。
全星遊戯の終はりしあとは団みなにもろともに風呂に入れど、
まあ男所帯なればみな前など隠さず堂々とせるものなり。
ところがその件の大打者だけはなぜかいっつも前を隠す。
これがいかにも気になれ。
ある意味捕手の職業病といふならむや。
さて我はある先輩と結託して、その選手が頭を洗へる隙に股間を隠せるタオル奪ひ取りけりよ。
すとそこには小さき獅子唐が……。
その選手は顔を真っ赤にして逃ぐるやうに風呂より出でゆきき。
それより何年も経て、かたみに古参と呼ばるる歳になりて、
その大打者は球界を代表する打者になりしと同時にいとけしきのでかき打者になりけり。
我の囁き戦術なんかもひとへに通じぬ。
さて我はその若き頃の風呂場の一件を思ひ出し、かく囁きけりよ。
『ハリ、汝はけしきのでかきに、ナニは小さきのう』とて。
させらば張本の顔が信号機のごとく真っ赤になりて……。
その打席にはしるしがありけれど、次の打席には空振りの振りして我の頭をバットに殴りおりけりよ。
まあ、野球のおいらかなりし世の話なり。
ロッテの第一期監督時代のこと。
現役時代より親しくせる知人の頼みなる病院に慰問へ訪れし金田。
「病院はワシ苦手なるぞ。辛気くさきやらむ」とイマイチ乗り気ならざりき。
病院につきてある小児病棟に通されき。
そこには12人ほどのわらは等ありき。
みな憧れの玄人野球の監督が来といふことに昨日より楽しみにせりけり、
みな笑顔に金やんのこと出迎へき。
それ見て金やん「なにや…病気いうたれもたいしたことなきやな」と気軽に考へたりき。
慰問終りて病院去に際に小児病棟担当の看護婦より挨拶されしほど、
看護婦は金やんにかく言ひき。
「みな白血病や小児ガンといふ不治の病を抱へたるなり…。
されどみなあらましごと持ちて明く生けり。
本日は金田おこしえ願ひてみな感じたるぞ」と……。
それを聞きし金田はやがて床にへ込みて人目も慎まず号泣しけり。
「ワシはこの年になりて初めて命のやむごとなさを教へさせき…」
それ以後金田は不治の病になやむわらは等がための志願活動に邁進するやうになり、
そは名球会の活動の一環とすとも行はれたり。
おのれにも満足のいく年なりけり、やりしにはガーンと上げさせずとぞ。
(団内の)均衡とて選手にはすずろなり。
命かけて戦ひこしに、通用せざらむ。
評価は言の葉ならず金額。
別に自費野営にも構はず。
福留
西武8-20オリックス◇15日◇兜命丸屋根
辻監督「7点も5点も(一挙に)取らればぞ。世の常は8点取りせば勝たずと無用」と苦笑ひに試合振り返りき。
うちは許さんぞと(笑ひ)。
我らは水なり。炭酸も無用。
飲みてよきは水、牛乳、果汁100%果汁、運動飲物ばかり。
買ひ食ひも無用。携帯は入部するに解約。
3日に慣るるぞ。公衆電話か文によきなり」
ケッペルの話
本日はこのチャリティー試合に越しいただき、有難く候。
日本に演技する選手の一員として、この場に立たせたまへらるることに感謝せり。
日本といふ国は、我にとりて殊更なる国なり。初めて来日せるは20年前なれど、昨年一年間通してめでたき多くの都市を回るべかりき。
かくて、我の妻、二人の娘もこの国をいと恋しくなり、今や日本は私達にとりて第二の故郷となりき。
わりなき状況にこそ、真の価値問はるべく言はる。
今、私達はこれまでに想像もせられざりきめる、悲劇に見舞はれたり。
されど、我は日本の力を信じたり。今こそ私達は一つとなれべく、この困難乗り切ると信じたり。
地震や津波に被災されし方々へ、我もげに心を痛めたり。
全ての人どもの支援の心もちて、これより新たなるゆくすゑへあらましごとをつなぐべきやうになると信じたり。
もろともに戦ふ選手の皆へ 日ごろ球場の内外に様々なる活動し、一生懸命演技する姿に感銘を受けたり。
我々は、野球選手となるるかどを与へられき。
されどそれに加へて、おのれの潜在能力を最大限に引き出だすために日ごろねんごろに練習せり。
なればこそ私達は野球通して、愛好者の皆に幸せ や夢を与へたべしと思ふ。
愛好者の皆様、日本の皆様へ。
小さくとも、個々の力を結集せば、そは何よりも大いなる力となる。
募金し、労力を捧ぐることのみならず、小さき笑顔を忘れぬことなども、大いなる手助けとなるべし。
日本で野球をす外国人選手の一人として、我にせらるることはさながらやる覚悟をもてり。
皆が結束力を高むることに、こはき共同体を作り、かくて日本の再生の力となりゆくと信じたり。
有難く候。ガンバロウ!!日本!!
鶴岡監督「運動場にはゼニ落ちたり。人が2倍練習せらば3倍やれ。3倍したりせば4倍やれ。
ゼニ欲しけらば練習せよ!」
使えないのか?
使いたくないのか?
使う度胸もないのか?
え使はずや?
使ふまじや?
使ふ度胸もあらずや?
制服姿と制服姿のほかに見しためしのなかりしため、制服と制服のほかに着しためしのなき人と思ひ込める模様。
また入団直後の定岡には「汝、童貞?」と言ふめる質問も浴びせし長嶋。
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練習や試合を生に見て言ひたる?
ろくに電視すらも見で門倉批判したるならぬぞ
2の書き込みに影響されて門倉批判かよ
我は球場行きて門倉の投球を生に見き
かくて思ひけれどなほ門倉こそ糞なれ
久保(6回4失点…今日ぞ無用なりし)
(*^◯^*)声援声援声援声援声援!
(*^◯^*)拍手拍手拍手拍手拍手!
(*^◯^*)素敵投球!
久保「!?」
外なり…(絶望)」
実況「外に構へし(冷静)」
広澤「無用なりよォ」
実況「外のまっすぐ右中間!」
広澤「ダァメなるぞ…無用っ…!ダーメなりよそは…」
実況「入りし~」
広澤「無用よォ~こは」
昔、鯉の選手を江戸駅に見しほど、
我は広島のヤクザが江戸に攻めこしかと思ひしぞ。
新幹線の扉開くと、まず先導といふ形にチンピラ風貌の長島清幸が降りく。
続きて若手筆頭といひし心地の高橋慶彦が降りきて、
次に殴り電髪に細身の裃といふ出でに立ちに
幹部といふけはひの山本浩二や江夏豊が降りく。
果てに金色の首飾りを光らせつつ鋭き眼光を飛ばす組長といふ心地の
衣笠祥雄降り立ちしは、我はいま江戸は終はりきと思ひき。
本拠地、横浜競技場に迎へし中日戦
先発三浦が大量失点、打線も勢ひを見せず惨敗なりき
競技場に響く愛好者ため息、いづこからかきこゆる「今年は100敗かな」の声
無言に帰りそむる選手等の中、昨年の首位打者内川は独り長椅子に泣けり
WBCに手にせる栄冠、喜び、感動、かくて何よりたのむべき団かたへ・・・
それを今の横浜に得ることはおほかた不可能と言ひてよかりき
「いかがするべきなり・・・」内川は悔し涙流し続けき
いづれくらい経りせむか、内川ははっとおどろきき
どうやら泣きこうじて眠りにけめり、冷たき長椅子の感覚がげに引き戻しき
「やれやれ、帰りて訓練せずはな」内川は苦笑しつつ呟きき
立ち上がりて伸びせるほど、内川はふとおどろきき
「あれ・・・?まらうどのある・・・?」
長椅子より飛び出だしし内川が目にせるは、外野席まで埋みつくさぬばかりの観客なりき
千切れむほどに旗振られ、地鳴りのごとくベイスターズの応援歌響けり
いかなることか分からで呆然とする内川の背中に、聞き覚えのある声きこえきたり
「セイイチ、守備練習なり、とく行くぞ」声の方に振り返りし内川は目を疑りき
「す・・・鈴木?」 「なになりアゴ、居眠りにもせりや?」
「こ・・・駒田指導員?」 「なになり内川、じいうに駒田引退させやがりて」
「石井・・・」 内川は半分恐慌になりつつ得点板を見上げき
1番:石井琢 2番:波留 3番:鈴木尚 4番:白薔薇 5番:駒田 6番:内川 7番:進藤 8番:谷繁 9番:斎藤隆
暫時、唖然とせる内川なれど、全てを心得しほど、もはや彼の心には雲ひとつ無かりき
「勝つべき・・・勝つべきなり!」
中根から手袋受け取り、運動場へ全力疾走する内川、その目に光る涙は口惜しさとは無たよりのものなりし・・・
翌日、長椅子に冷たくなれる内川発見され、吉村と村田は病院内に静かに息引き取りき
和田監督は巨人戦に合はせて、今日は3番手の藤浪や。
広島戦には能見とメッセは温存すんねぬ。ゆゆしからむ?
この心わかるや?
俺にはわからんわ
全然変わってへんやんけ!
娘「篤く床に臥しきりの我なれど近ごろ耳も悪しくなりにけり。」
白井「・・・」
娘「父上のすとらいくの呼びぞ聞こえぬ。我にも聞こゆるやうにて呼びたまへ」
北の方「をこなること言はぬ、さることせばまた父上なんじえいにて叩かれむ」
白井「・・・分かれる、汝に聞こゆるやうに大いなる声にて呼びせん」
娘「かたじけなし!」
白井「アアァイッ!(高音)」
娘「あ!父上が声なり!!」
白井「アアァイッ!(高音)」「アアァイッ!(高音)」「アアァイッ!(高音)」「アアァイッ!(高音)」「アアァイッ!(高音)」「アアァイッ!(高音)」「アアァイッ!(高音)」
千の風にのりて劇特別「象のスウィニー」
第二次暗黒戦のさなか、政府より日本薫製肉動物園に投手を処分しろとの通等下る。
飼育員の金子、高橋どもは涙ながらに投手どもにひがごとを与ふ。
同じく飼育員のセギ、ミッチも涙ながらに無安打、ゲッツーを与ふ。
始めに獅子のグリン、かくて麒麟の勝が力尽きき。
されど、象のスウィニーはさりとて0点に抑ふ。
果てのよしとして、スウィニーに点を与へず餓死さするかたをとる、
高橋がマウンドに行くとスウィニーは点が貰ふべしと思ひ、「角をつく」や「緩急をつく」などのありったけの芸をみす。
高橋は号泣せり。「スウィニー、いま、よきなり、いま、よきぞ…」
7回2死、スウィニーもつひに力尽きにけり…
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