山本由伸「あ、あぁ~ッ!」 黒星!黒星!増井!
オリックス「はい、今日の負け試合は終わり。お疲れさまでした」
山本由伸「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願のオリックスに入団したのだが、『雑魚ばかりの球団で優秀な選手を野放しにすると皆解雇されるのでは』
という懸念の声があり、結果、オリックスが定期的に由伸の登板から白星を没収してくれるようになった。しかしオリックスさんはなんだか
由伸のことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に凡退エラー増井して、肩がイタイイタイなのだった。
要らんわな
念願のオリックスに入団
ん…?
飼育員のトカダ、小島たちは涙ながらにピッチャーたちにエラーを与えた。
同じく飼育員のマレーロ、西野たちも涙ながらに三振、ゲッツーを与えた。
最初にライオンのアルバース、そしてキリンの山岡が力尽きた。
しかし、ゾウの山本はそれでも0点に抑える。
京セラ動物園では最後の手段として、山本に点を与えず餓死させるという苦渋の決断を下した。
若月がマウンドに行くと山本は点が貰えると思い、「コーナーをつく」や「緩急をつける」などのありったけの芸をみせる。
若月は号泣した。「山本、もう、いいんだ、もう、いいんだよ…」
6回無死、山本はとうとう力尽きてしまった……*7。
草
勿論、ちゃんと相手を炎上させてるんですよね?オリックスも
具 5勝7敗 2.52(リーグ2位)
福良「山本ーーー!俺達の仲間になれーーーー!!(ドンッ!!!!!)」 山本「ふ、ふくらァ・・・」ポロポロ
山本「で、でもお前ら、、、なんの援護もないゾ、、、」
福良「うるせェ!!!!イこう!!!!!」ドン!!!!!
福良「俺は若手が好きだ!!!」ニィ
山本「う、う゛う゛、、、福良、、、がん゛どぐう゛う゛う゛、、、、」ポロポロ
小島「よろしくな!俺くん!」
乙女「あたしはトカダ。よろしくね!(ヤダ、結構イケメン、、、)」
東明さん「俺より負けそうな奴が入ってきて嬉しいぞ俺は!!」
バカ月「今夜は糞完封負けだーー!!!」
バファローズポンタ「俺が脱いでやるから安心して負けていいぞンホー♪」
駿太「ニゴ・ロビんよ。」ジワァ
リリー・フンラキー「新人ンンンンン!!!コークは好きかぁーーーー?????」
ワイと麦わらの一味の新しい冒険が始まる!!物語の舞台はついに新世界へ!!
本拠地、京セラドームで迎えた横浜戦
先発山本が力投するも、打線沈黙で惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、力投空しく敗戦投手になった山本は独りベンチで泣いていた
プロで手に入れるはずだった栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のオリックスでそれを得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」山本は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、山本ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってアイシングをしなくちゃな」山本は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、山本はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した山本が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように青波の応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする山本の背中に、聞き覚えのない声が聞こえてきた
「ヨシノブ、投球練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った山本は目を疑った
「だ・・・誰?」 「なんだ偽パンダ、居眠りでもしてたのか?」
「ふ・・・福良監督?」 「なんだ山本、かってに淳さんを出世させやがって」
「田口コーチ・・・」 山本は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:イチロー 2番:福良 3番:田口 4番:ニール 5番:DJ 6番:大島 7番:中嶋 8番:勝呂 9番:山本由伸
暫時、唖然としていた山本だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「誰このおっさんら?」
困惑しながらグラブを受け取り、マウンドへ押し出される山本、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている山本が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
とりたてて何のとりえもない…普通の選手が集まるところさ。
お前だって甲子園に出れなかったからソフトバンクにも巨人にも行けなかったんじゃねーか。ロッテだってはるか雲の上なんだ。
強要するなよ。日本一なんて。
お前と野球やるの息苦しいよ。
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